スタイリング剤の正しい落とし方!!ご存じですか?
今回はスタイリング剤の正しい落とし方や、そのままにしておくとどうなるかを解説したいと思います。
ヘアスタイリング剤の正しい落とし方!!そのままにしておくとどうなるか!!
スタイリング剤の落とし方について、お客様に説明されている美容師さんって意外と少ないと思います。
なぜなら、私たちプロにとってスタイリング剤を落とす行為は難しいことではないからです。しかし、お客様からすると意外とできなかったりするって知っていましたか?
そこで今回は、ヘアスタイリング剤の正しい落とし方!!そのままにしておくとどうなるか!!を解説していきます。
ヘアスタイリング剤をつけたまま寝るとどうなる?
そもそもヘアスタイリング剤をつけたまま寝るとどうなる?のかを解説
寝ぐせの原因
寝ぐせが起こる原因をご存知でしょうか?
寝ぐせは「水素結合」が大きな原因です。パーマの勉強をするときに習ったと思いますが、水素結合について改めて説明します。
水素結合とは「濡れた髪が乾く」という現象のことです。スタイリング剤がついたままの髪は、濡れている状態に近いです。そのため、スタイリング剤がついたまま寝ると水素結合の影響で髪に折り目がつく可能性が高くなります。
そうならないために必要なのが「シャンプー&ドライ」です。髪を綺麗に洗い、スタイリング剤を落としてドライヤーで髪を乾かすことで寝ぐせを防いでくれます。
さらに髪を乾かした後にドライヤーの冷風を当ててあげると、髪の状態をよりキープしてくれるのでおすすめです。温風と冷風をうまく使って寝ぐせを防ぎましょう。
パーマや縮毛矯正で寝ぐせを防ぐ
お客様の中には、朝の時間が作れずバタバタされる方もいらっしゃいます。
そんな方には、縮毛矯正やパーマを提案すると良いでしょう。
縮毛矯正をかけると、髪が強制的にまっすぐになるので少々の水素結合が起こっても寝ぐせになりません。
パーマに関しても少し強めのパーマをかけてあげると、寝ぐせになっても見た目ではわからないので安心 笑
髪や頭皮に負担がかかる
頭皮からは皮脂と汗が常に出ています。スタイリング剤を落とさずに寝るということは、頭皮から分泌された皮脂や汗も洗い流していないということです。頭皮環境や衛生的によくありません。
シャンプーで不必要な皮脂は落としてあげないと、頭皮の悪臭や湿疹の原因になってしまいます。さらには薄毛や抜け毛も助長しかねないので、必ずスタイリング剤を落とすようにしましょう。
湯シャンで十分じゃないの?
「湯シャンはダメなんですか?」
ヴィーガンな生活を送っているお客様でしたら湯シャンもありです。
しかし、お客様の中にはシャンプーが面倒くさいから質問されている方もちらほら…。「湯シャンは洗い流すだけで楽」みたいな間違ったイメージを持っているんだと思います。
そんなときは湯シャンが実は、かなり難易度の高いシャンプー方法ということを伝えると良いです。
湯シャンをするのであれば最低限、守らなければいけないことがあります。それは以下の3つです。
・湯シャン前に髪をブラッシングをする
・10分以上頭皮をこすらず揉むように洗う
・週に1回、専用の薬液で頭皮を清潔に保つ
湯シャンとは、シャンプーを使わずにシャワーだけ浴びれば良いというものではありません。
湯シャンは先ほど挙げた3つを確実にしないといけないので、普通にシャンプーをするよりずっと面倒です。
ヘアスタイリング剤別の落とし方
ここではヘアスタイリング剤別の落とし方について解説をします。
ヘアムースの落とし方
ヘアムースは、比較的に落としやすいスタイリング剤と言えます。
なぜなら、ヘアムースは水分量の多いスタイリング剤だからです。
ヘアムースのようなスタイリング剤の落とし方としては、シャンプーをする前にお湯でよくすすぎます。そのあとに、いつも通りシャンプーをすれば問題はありません。
ヘアワックスの落とし方
ヘアワックスはスタイリング剤の中でも、かなり落ちづらいと言えるでしょう。
先ほど紹介したヘアムースと違い、ヘアワックスは固さがあります。特にメンズが使うようなハードタイブだとホールド力が強いのでお湯ですすぐだけでは落ちません。ヘアワックスを落とすには、2回シャンプーをしてあげることをおすすめします。
1回目のシャンプーは、頭皮の汚れを落とすというよりワックスが落ちれば良いので泡立ててあげるだけで十分です。2回目のシャンプーで頭皮の汚れを落としましょう。
ヘアクリームの落とし方
ヘアクリームもヘアミスト同様にサロンワーク使われることはかなり減りました。現在ではヘアクリームのかわりに流さないトリートメントが台頭してきています。
落ちやすさとしては、スタイリンジェルよりも少し落ちづらい感覚です。さらにヘアクリームは、髪をまとめるときに使われることが多いスタイリング剤。そのため、髪をまとめることができるくらいのある程度長い方に使用されることが多いです。
髪が長ければヘアクリーム使う量も増えるので、落としづらくなる可能性もあります。スタイリング剤が落ちづらいと感じたら2回シャンプーをしてあげると確実です。
落ちにくいときはどうすべき?
①髪をしっかり濡らす
②トリートメントを髪全体に馴染ませる
③トリートメントをしっかり流す
④シャンプー&トリートメント
⑤流して終わり
スタイリング剤の正しい落とし方!!ご存じですか?のまとめ
幾つかあげますと。
・パーマやカラーされている方はパーマがかかりにくくなったり、カラーの色味が入りにくくなる。
・頭皮環境が悪くなる。(頭皮湿疹、頭皮悪臭、薄毛、白髪原因)
上記の結果を生み出す原因になりますので気をつけましょう。
なのでしっかりスタイリング剤が付いているのであれば、しっかりスタイリング剤を落としてくださいね。
女性の方であれば、メイクしてそのまま寝ちゃうくらいの感覚です!!
今回このようなことを書きましたが、ある程度シャンプーで落ちます。
よくスタイリング剤をつける方は、週一ペースで良いと思います。
しっかりスタイリング剤を付けられる方は、ペースを上げていただければと思います。
あと、頭皮環境のこともありますので美容院でのヘッドスパもおすすめです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
いつも最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それではまた。
神戸 三宮 美容院
神戸市中央区北長狭通2丁目5番17号 メープル三宮5階B号室
vimu ビミュ
TEL 090-7763-8944
Instagram waka_ground